イルの台所

玄米おむすびと野菜スープを

感じることに集中して食べる会

 

2017年4月29日

 

よみがえりの結び 

光の候 私に還る装い

会場内カウンターにて

 

11:30 12:30 13:30 ご予約制

 

 都合により中止になりましたが、玄米おむすびと野菜スープをご注文いただけます。

ご予約は不要です。

 

 

玄米おむすびを素のままに

季節の付け合わせとともに

野菜と豆の光がとけた汁を

心と体に溶かしこみながら

穏やかに味わう食事の時間

 

一品ずつお話を添えながら

各会5名様ごとに

ご案内させていただきます

 

ご予約
電話は0551-45-7560 津島

 


玄米おむすびへの想い

佐藤初女さんのおむすびのことを知ってからこれまでの10年間、ことあるごとにおむすびの企画をしています。その前から玄米食を始めていたので、私の場合は玄米で。イベント、毎週の卸、ワークショップなどでたくさんのおむすびを握らせていただきました。始めてイベントで玄米のおむすびを販売した時に、ある美しい女性が言葉をかけてくださいました。「イルさんの玄米おむすびはどうして美味しいの?」ただ初女さんの心に憧れてやってみただけだったので、その答えを見つけるためにずっと続けているのかもしれません。同じ時期にもう一つの印象的なエピソードがありました。ダンス白州というイベントでボランテイアスタッフとして台所でたくさんのまかないを作る体験をさせていただいた時のある日の夜ご飯の時。さあ無事に食事の時間が始まったなと安心した頃に、半べそをかいた小さな女の子が台所に入ってきました。体験疎開の参加者。黒人と日本のお子さんかな?という感じで、くるくるの髪の毛がとても可愛い。「おむすびつくってもらえませんか。。。」と遠慮がちに言う。「なにおむすびがいい?」と訊くと「うめぼし。。」つくってあげて、後で食堂に行ったらすっかり楽しそうに他の子たちと食事をしていました。親元から離れて心細くて、ご飯を食べ始められなかったんでしょうね。わたしの子供時代にも、学校に行くのをぐずった時の母の武器は味噌を塗っただけのおむすびでした。

スープへの想い

 

そして野菜スープもまた心を緩めてくれる存在でした。母と喧嘩をして心を硬くしている時に出されると、意地を張りきれなかったのを思い出します。それはそれはたっぷりと丼くらいの器いっぱいの野菜スープ。スープこの10年の活動の基礎になっています。野菜の皮や根や豆の茹で汁なども出汁にします。油を使わずにすっきり仕上げた「水と風のスープ」が基本です。頭の中に風が吹き抜けて浄化してくれる感覚があります。「土と火のスープ」は煎る、炒める、天日干しなど熱と手間をかけて作ります。こちらは温めて力をくれます。

 

家族や友人が体調を崩していたり、疲れていたり、悲しみの底にある時に、自然といつもおむすびとスープを作っています。たくさんのおかずを作って届けたいと力を入れすぎ、結局叶わなかった経験から、自分のためにも他人のためにも、まずはこの二つさえあれば、を基本にしたいと考えています。

 

 

食事会について


今回の食事会のための玄米は、小淵沢の富岡信明さんが栽培したヒトメボレ。無肥料、手植え、天日干し。金のお米。弁当としてのおむすびは防腐も兼ねて塩をしますが、今回は何もつけず「素」。お米の味をじっくり味わえます。付け合わせに美味しい塩や海苔やいろいろなうめぼし、この土地の旬のものとの出会いで何かを、と考えています。すでに具が入っているのはもちろん美味しいですが、この食べ方はとても感覚が研ぎ澄まされます。

スープもまた、汁を感じ、具を感じられるような提供の仕方をしていきます。

「食べる山歩き」のような、自然とつながるリフレッシュの時間です。


「佳き食」は 

  こころのうちに

古今東西、健康のためのいろんな食事法。同じ考えあり、逆の考えあり。

どういうことかと、読んだり食べたり試してきました。そしてようやく腑に落ちた。

全ての食事法に共通しているのは「健康を祈る慈しみの心」。

 

 

料理と食事において心の部分を意識していくことで、食べものや方法も佳きものになるのではないかと思います。

 

私自身もまだ積み重ねの途中であり、様々な出会いの中で様々な体験を見せていただいています。

この時代にあった佳き食について考え、私なりにできる形でお役にたてることを願っております。

 

 

イルの台所 ごはんの基本

先人たちの教えを今の時代に

 

まずは心を聴く

 

○食によって、作る人食べる人の健康が作られることに信頼を置く。

○体の声と、心の欲求のどちらにも素直に耳を傾ける。

○素材と心を通わせる。素材が触れてきた土地や人を感じ取ってみる。

○共感する作り手による食材を使うことで支援する。

○料理をすることも食事をすることも楽しく。

○健康情報は参考に取り入れ、いつも自分に合わせて実践する。

○食べ始める時、空になった器を眺める時、その命たちが自分の一部になることを確認する。

○食べている時に感じることや、その後の心身の調子を観察し、自分のデータを大切にする。

 

 

その声を大切に料理する・食べる

 

○自分と同じ土地で自然に育ったもの、旬のものを優先に選ぶ。

○飼育や栽培、加工には化学薬品や添加物を使ったり、不自然な加温などをしない食品を優先に選ぶ。

○皮や根や種も生かして料理をする。

○料理に時間がかけられない時はシンプルに、リセットしたい時はじっくりと。

 気持ちよく続けられる在り方で料理する。

○出来立ての美味しさ、寝かせた美味しさを経験し「時間」をうまく使う。

○毎日食べるものと、時々のお遊びを使い分ける。量もまた。

○時には楽しくおしゃべりしながら、時には静かに目を閉じ感じることに集中しならがらいただく。